付加価値提供型ビジネスモデルへの変革を加速し、成長分野へ積極的に投資することで収益性の向上に努めます。

 2022年3月期における医療用医薬品市場は、2021年4月に初めて実施された中間年の薬価改定などの影響を受けたものの、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う受診抑制の影響は回復基調にあり、プラス成長となりました。当社におきましても、①スペシャリティ医薬品や希少疾病用医薬品などの売上拡大、②新型コロナウイルス関連の検査薬、検査機器などの売上の伸長、③顧客支援システムの順調な拡大等が寄与し、売上高12,661億円(前年同期比4.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益133億円(前年同期比168.1%増)と増収増益となりました。
 当社グループでは、“非常時でも医薬品等を安定供給する社会的使命”を果たすべく、新型コロナウイルス感染症の治療薬やワクチン、針・シリンジの配送に全力をあげて取り組みました。また、患者様や医療機関などの課題解決と利便性の向上のため、顧客支援システムの一層の推進を図るなど付加価値提供型ビジネスモデルへの変革を加速しております。さらに、「TBCダイナベース」を基盤とする高機能物流体制や厳格な価格管理、高度な情報インフラ等を評価いただき、スペシャリティ医薬品·希少疾病医薬品の取り扱いを拡大しております。 
 中長期的な収益性の向上に向けては、人材の育成・活用や、営業拠点の統廃合、物流組織の再編、本社機能のスリム化などの構造改革を推進することでより筋肉質な企業体質づくりと販管費の削減に取り組む一方で、スペシャリティ医薬品(再生医療等製品・バイオ医薬品等)やバイオシミラー等の成長分野への投資を積極的に進めてまいります。その一環として2022年3月にはリウマチ・整形外科領域におけるスペシャリティファーマであるあゆみ製薬の全株式を保有する持株会社の株式の一部を取得いたしました。
 当社グループは企業の安定的かつ長期的成長と持続可能な社会の実現に貢献すべく、既存事業にとどまらず成長分野への挑戦を進めるとともに、環境、社会、ガバナンスの各領域での取り組みをさらに推進してまいります。

 引き続きご支援・ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
 

代表取締役CEO
有働 敦